ワード・エクセル互換無料ソフト
オリジナルウエディングといえばペーパーアイテムの手作りですよね。結婚式招待状・席次表・席札・式次第・メニュー・プロフィールと作れるものは沢山あって節約も多いに期待できます。しかし紙や材料は安くできてもデザインするために必要なソフトや素材集も用意しなければなりません。 ペーパーアイテム手作り用に各種ソフトが出ていますが、ほとんどはワードを必要とします。会社ではワードを使っているけど自宅のパソコンにはインストールしていない人も多いはず。自宅で作業するためにMicrosoft Officeを購入すると数万円はしますので、ペーパーアイテムを手作りして節約するつもりがかなりの出費になってしまいます。
もしマイクロソフトのオフィスを持っていないなら、無料の互換ソフト「オープンオフィス」がオススメです。正式名称は、「OpenOffice.org」(オープンオフィス ドット オルグ)と言います。
オープンオフィスはワードやエクセルと高い互換性を持ちながらも無料のフリーソフトなのです。しかもパワーポイントとも互換性のあるプレゼンテーション機能や、マイクロソフトオフィスには付いていないPDFの書き出しも可能と、高機能でお得なフリーソフトです。
オープンオフィスはこんな特徴のあるオフィススイートです
- ・ワープロソフトや表計算ソフトがまとまって入っている
- ・無料で手に入って、自由に使える
- ・Microsoft Officeと高い互換性がある
- ・Microsoft Officeより高性能な機能もある(例:PDFの書き出しが可能)
- ・「オープンソース」で開発されている
- ・ワード用のブライダルテンプレートも使える
オープンオフィスは、元々ドイツのStarDivision社が販売していた立派な製品でした。このソフトウェアをアメリカのサンマイクロシステムズが買収して、オープンソースにしました。サンマイクロシステムズはちょっとした機能の追加をして、マニュアルと有料サポートを付けてStarSuite(スタースイート)と名前を変えて発売。日本ではソースネクストがライセンス料金、年間2,079円(税込)で販売しています。オープンオフィスとスタースイートの中身はほぼ同じなのでスタースイートを買うならオープンオフィスを使用したほうがいいです。
■OpenOffice.orgとMicrosoft Officeとの比較
OpenOffice | 機能 | Microsoft Office | |||
Office 2003 | Personal | Standard | Professional | ||
0円 | 販売価格 | 39,000円 | 46,000円 | 52,000円 | |
Writer | ワープロソフト | Word | ○ | ○ | ○ |
Calc | 表計算 | Excel | ○ | ○ | ○ |
Draw | ドローツール | MS Draw | Wordに簡易機能同梱 | ||
HTML Editor | ホームページ作成 | FrontPageExpress | Wordに書き出し機能同梱 | ||
なし | メールソフト | Outlook | ○ | ○ | ○ |
Impress | プレゼンテーション | PowerPoint | × | ○ | ○ |
Writer・Calcにデータソース機能付 | データベース | Access | × | × | ○ |
○ | PDFの書き出し | × | Acrobat 6.0が必要 (Standard版:販売価格33,000円程度) |
オープンオフィスのダウンロードはこちらから
OpenOffice.org 初めての人ページ OpenOffice.orgの入り口 http://oooug.jp/start/ |
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詳しい情報を知るには OpenOffice.org日本ユーザー会 http://ja.openoffice.org/ |
どうして自由に使えるの
- OpenOffice.orgは、オープンソースという活動によって作られています。 誰でも自由に使える秘密は、このオープンソースにあります。OpenOffice.orgが無料で入手できるのもオープンソースだからです。
- 大学では研究成果は無料で公開するのが基本。それが学問の発展に貢献するからです。論文を出版するからと言って、高額の閲覧料をとる研究者はいません。これはプログラムも同じでした。研究で作成したプログラムは、誰でも自由に利用できたのです。コピーするのも改造するのも自由でした。プログラムが動かなかった場合の修正や、より良い機能を付け加えることも可能でした。
- その後、マイクロソフトをはじめとする多くのソフトウェアメーカーがパソコン用のプログラムを発売しました。
このとき著作権を主張して改変できなくし商品化して大儲けしました。どのくらい大儲けしたかというと、ビル・ゲイツが世界一の大金持ちになった事は、皆さんご存じのとおり。
オープンソースはもっとコンピューターを便利に使いやすくするために、誰でも改造が可能となるソースコードを公開することなのです。そのソースコードを世界中のプログラマが力を合わせてマイクロソフトのオフィス以上のソフトを開発してくれているのです。 - 「オープンソースって何だろう」 オープンソースについて、普通の人向けの簡単な説明
- 「著作権・ライセンス・オープンソース」 ソフトウェアライセンスについての基礎知識の説明