披露宴料理
披露宴の中で料理が一番お金が掛かるところですが、安易にケチって節約すべきではありません。お客様が一番期待しているのは料理ですからね。どんなに他の演出に凝っていようとも料理の印象が悪いと結婚式自体のイメージも悪くなってしまいます。ここでは経費削減よりも同じ予算で好印象を与えれるノウハウを教えます。
披露宴料理
- 披露宴料理平均相場:1.3万円/名
- レストランウエディングの場合:1.1万円/名
- ●必ず試食して吟味しよう
- ほとんどの結婚式場ではブライダルメニューの試食会を行っており、半額程度でフルコース試食できます。ブライダルフェアではメニューの展示やちょっとした味見のサービスを行っていますが、コースで試食するためには別途試食会の申し込みが必要です。二人で別々のコースを頼んで比較検討しましょう。披露宴本番では新郎新婦はほとんど食べられませんからね。前もって味わっておいたほうがいいですよ。
- 僕らは両家顔合わせに試食会を利用しました。1.フレンチ 2.和風フレンチ 3.中華と3パターンを両家で試食して、最終的に親の意見を酌んで中華にしました。披露宴の打ち合わせもできるし、時間も経費も節約できました。
- ●食べられるお客様の立場で考えましょう
- 披露宴の招待客で親族や上司など年配の方が多いなら口に合うかや、箸でも食べられるかなど吟味した方がいいです。箸でも食べられる和風フレンチのコースもよくあります。
- ●同じ予算内でもメニューの組み方によって好印象を与えられます
- メインの肉料理、最初の前菜と最後のデザートに重点を置けば印象に残りやすいです。品数が多かったり、ボリュームがある料理なら豪華さが増します。
- *最初の料理の前菜は華やかさと品数にポイントをおく。
- *高級食材などコストパフォーマンスの高いものは避けて、ボリュームの多い料理に変える。
- ●メニュー・お品書きの印象を良くする
- お客様が披露宴の席に着いてから最初の料理を食べられるまでって結構時間掛かりますよね。その間お品書きを見て料理を想像しながら心待ちにしているものです。期待感を持たせるメニューなら好印象。
- *品数は多めのほうが良い。
- *料理名が長く、食材名や産地が具体的に説明されているほうが良い。
- *珍しくて高級そうな食材が使われている方が好印象。
- ◎僕らは最初の見積りで料理を一番安いコースで見積もってもらいましたが、料理がイマイチだったのでランクをUPするのに併せて料理の差し替えで少し良い料理にサービスしてもらいました。
- ●新郎新婦は披露宴の料理を食べられないの?
- 新郎新婦は料理を食べてはいけないわけではありませんが、披露宴の主役は進行や中座など忙しいもの。主賓の挨拶はちゃんと聞いていないと失礼だし、歓談中はお祝い+お酌+撮影をするために容赦なく間髪入れずに招待客が集まってきます。進行の隙をみて急いで食べるのもあまりスマートではありません。
- ホテルウエディングなら披露宴終了後に宿泊する部屋で食事することも可能です。ただし食品衛生法の問題で作ってから何時間も経ったものは処分しなければならないのです。特にお造りなどの生ものは1時間も経ったらアウト。メインテーブルに多少は料理が並んでいないと格好が付かないので前菜等は諦めるしかありませんが、メインやデザートは後から調理してもらい部屋に運んでもらうようにお願いしてみましょう。
- ●披露宴の基本的なコース料理の順番(フランス料理を基準)
- ・オードブル:前菜
- ・スープ
- ・メイン:魚料理
- ・(グラニデ)
- ・メイン:肉料理
- ・サラダ
- ・デザート
- ・コーヒー(+プティフール)
- 本格的なフランス料理のコースでは料理が追加される場合があります。
- ・オードブル(前菜)の前にアミューズ(軽い前菜。披露宴前に来賓控え室で出される場合あり)
- ・魚と肉のあいだに口直しのグラニテ(シャーベット)
- ・コーヒーと一緒にプティフール(小菓子。メニューに載らないことも多い)
- ※スープを省く場合や、オードブルが2皿となる場合もあります。
- 和や中華のコースではメインの後に赤飯や雑炊などのご飯ものが出されます。
- ●料理差し替え
- メニューの一部をランクアップしたり、他のコースと差し替えが可能です。式場によっては差し替えの価格表があります。ただしコース料理の流れがありますのであまり差し替えるとコースのバランスやテーマが崩れてしまうことも。式場のシェフのこだわりで内容によっては差し替えを拒まれることもあります。
- ●追加料理
- メインの肉と魚料理の間に口直しのグラニテ(シャーベット)を挿んだり、ケーキとは別にフルーツを追加したりします。グラニテなら500円程度から追加可能です。
- ●まとめて調理できる料理を選ぶ
- 調理手間・コストが掛からない料理を選ぶと内容のわりに格安なメニューを選べます。例えば一枚一枚調理するステーキよりも、まとめて焼いて後で切り分けるローストビーフの方が調理の手間が掛からずコストパフォーマンスが良いです。エビチリやスープ類もリーズナブルです。
- ●コースのランクを下げてメインだけランクUPする
- 披露宴料理の中で一番印象に残るのがメインの料理。他を多少セーブしてもメインは重点おいたほうがトータルでは好印象が残ります。
- ●グラニテ(シャーベット)を増やすのがオススメ
- グラニテは魚料理と肉料理の間に入れるのがベスト。オススメ理由:1.単価が安い(500〜1000円程度)。 2.品数を増やせる。 3.口直しがあると料理にメリハリが出るし、コースに高級感が増す。4.最後のデザートコストを抑えられる
- ●デザートはケーキだけでなくフルーツやシャーベットが添えられているものを選ぶ
- ケーキに盛り付けがあるとよりゴージャス感UP。またウエディングケーキカットを生ケーキにするならコースのデザートはランクを下げてもいいです。
- ●食後のコーヒーにプティフール(小菓子)を添えてもらう
- 料理が終わったと思ったら最後にちょっと気の聞いたサービスがあると印象度UP。個別に包装されていて生ものでないなら持込みも交渉できると思います。田舎の銘菓とか二人の思い出のお菓子とかエピソードがあると印象度UP。僕らはホテルがサービスで箱入りのトリュフチョコをつけてくれました。
- ●予算を抑えたいなら中華がお薦め
- *フレンチや和食に比べて食材コストが低いので、その分良い食材を使えます。トリュフやフォアグラよりもふかひれや北京ダックやエビチリの方が本場の高級食材を使用しても割安。
- *中華は元々宴席では大皿料理を取り分けるので一気に多量に調理できるものが多いです。だから調理コストを抑えられるのでその分料理の質が上がります。
- *コース料理の品数が多くなるので豪華な感じがします。
- ●ブライダルオフシーズンを選ぶ
- ブライダルのオフシーズン(夏と冬)なら料理代金も割引に。僕たちは3月に結婚しましたが披露宴料理代金は15%割引になりました。4月なら10%割引と言われました。
-
僕たちの選んだ披露宴メニュー(中華コース) - 1.山海の珍味盛り合わせオードブル
- 2.特上ふかひれの姿煮 青菜添え
- 3.活伊勢海老 春雨とにんにくのスパイス蒸し
- 4.牛フィレ肉のステーキ 北京風 季節野菜添え
- 5.活帆立貝のチリソース煮
- 6.北京ダック(活白身魚XOジャンから変更)
- 7.海老チャーハンの上湯スープがけ
- 8.高級燕の巣入りアーモンドゼリー フルーツ盛り
- 9.コーヒー(+トリュフチョコレート:無料サービス)
両家顔合わせを披露宴メニューの試食会で行い、フレンチ、和風フレンチ、中華のコースを試食して、両親の意見を参考に中華のコースにしました。披露宴料理・飲物で定価19,000円のコースを15%割引+フリードリンクをサービスしてもらいました。午後3時からの披露宴だったのでボリュームを減らそうかなとも考えましたが、メニューを減らしても値段は安くできないと言われ、一部差し替えすることに。白身魚を北京ダックに変更しましたが追加料金なし。さらにコーヒーにプティフール(小菓子)として小箱に2個入ったトリュフチョコレートを無料で付けてくれました。品数も多くて、高級食材(ふかひれ、伊勢エビ、燕の巣など)もふんだんに使用していて、とても好評でした。披露宴の料理がとても美味しかったと沢山の方から誉められました。
<< 披露宴・ウエディングパーティ |
披露宴飲物 >> |