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アートブーケ
アートブーケ(art bouquet)とは、人の手によって作られた造花のブーケのこと。一般的にブーケは生花を使うが、海外挙式やリゾート挙式などには花持ちの心配がなくて便利。花材の季節を気にしなくてもよい・形が崩れにくい・時間がたっても生花のようにしおれない、というメリットがある。記念に残すため買い求める人も。シルクフラワーブーケともいう。
アーム
リングの留め金や指を通す金属の輪の部分をアーム(腕)、あるいは腕・シャンクという。毎日つけるならある程度厚みのあるものを選ぶ方が望ましい。リングの印象はアーム、宝石をのせる台の石座、アームを繋げる部分のショルダー(肩)とのバランスで変わる。
アームブーケ
アームブーケ(arm bouquet)とは、カサブランカやカラーなど、背が高い花材のシャープな茎のラインをそのまま活かし、自然な感じに束ねたデザインのブーケ。クラッチブーケよりも細長く束ねた場合アームブーケと呼ぶ。直線的な形がスレンダーなドレスに映え、スタイリッシュな印象。腕に抱えて持つのでこのように呼ばれる。ドレスは大人っぽいスレンダーなシルエットや、スタイリッシュでシンプルなものが似合う。
アーメン
アーメン(amen)とは、ヘブライ語に起源を持つ言葉で、「本当に」「まことに」の意味。原意は「安定」である。一般に祈りや賛美歌の終わりに置く言葉として、キリスト教において「神様に同意します」「そのとおり」「私もそう思う」という意味で使われている。牧師が「アーメン」と言ったら、参列者も続けて「アーメン」と言う。日本においては、歴史的に「アーメン」と記述され、また発音されているが、欧米における発音は「エーメン」もしくは「エィメン」に近い。
アイテム
婚礼アイテム:結婚式、披露宴で用いられる品目や項目のこと。基本的なものはパックプランに含まれている。オプションで追加したり、グレードをアップしたり、自由に選択できるようになっている。
ペーパーアイテム:結婚式招待状・返信はがき・席次表・席札・式次第・メニュー・プログラム・プロフィール・ウエルカムボード・結婚報告はがき・結婚証明書・サンキューカード等、結婚披露宴に用いられる紙で出来たアイテムのこと。
アカペラ
アカペラ(a cappella)とは、イタリア語で「聖堂風の、教会風の」という意味で、無伴奏で合唱・重唱すること、またはそのための楽曲を言う。イタリア語の「a」は英語の"in"や"at"などに相当し、「cappella」は教会の意味。
アカペラの歴史は、バチカンのシスティーナ礼拝堂で演奏されていた、無伴奏の多声合唱が起源。後に、楽器の伴奏を用いずに、賛美歌などの宗教曲を合唱する教会音楽様式を全般的に意味するものとなった。現在では更に転じて、宗教曲以外でも楽器の伴奏を用いない全ての合唱曲を意味し、ポピュラー音楽の一つのスタイルとして普及している。
ポピュラー音楽の少人数アカペラでは、メロディー(主旋律)を担当するボーカルが一人とベースラインの担当者が一人いて、その他のメンバーは声でドラムやパーカッションの音を出す(ヴォイス・パーカッション、ヒューマンビートボックス)手法や、和音を形成して声で伴奏する形態を取ることが多い。
ウエディングシーンにおいては、教会式結婚式にて、聖歌隊が賛美歌をアカペラで合唱したり、披露宴の演出で余興やBGMとしてア・カペラグループに演奏を手配することができる。ゴスペルもアカペラで歌われることが多く人気の演出である。本来ゴスペルは黒人霊歌を意味するが、R&Bの楽曲も広く歌われている。ゴスペルを歌うグループをクワイア(聖歌隊)と呼ぶ。
アクアイリュージョン
アクアイリュージョンとは、二種類の液体を混ぜることによって起こる科学反応を利用した幻想的な演出。透明な液体をもう一つの液体が入ったところに入れると、綺麗にブルーに発色する。ゲストテーブルに置いたり、シャンパンタワーの変わりに用いたりする。アクアファンタジア、ルミファンタジア、シュクレファンタジー、アクアキャンドルなどと会場によって呼び名も様々。
アクアキャンドル
アクアキャンドル(aqua candle)とは、水を入れたガラス器に、キャンドルを浮かべたもの。高砂テーブルやメインキャンドルの周りに飾ったり、ガーデンパーティーにも幅広く用いられる。二種類の液体を混ぜることによって起こる科学反応を利用したアクア・イリュージョンのことをアクア・キャンドルと呼ぶ場合もある。
アジャスタブルカフス
アジャスタブルカフス(adjustable cuffs)とは、袖口にボタンが2個並んで付いており、カフス周りのサイズ調整ができるようになっているカフス。
アシンメトリー
アシンメトリー(asymmetry)は、左右非対称、不均衡という意味。左右対称をシンメトリーといい、その反対。右袖があって左袖はないなど、左右によって形状が違うドレスのこと。左右対称でなくても全体にバランスがとれているデザインで、ダイナミックな美しさがあり、ソフトな優美さも兼ね備えている。片方だけに肩紐があるワンショルダーのドレスや、スカートの切り替えが斜めのドレス、レースなどの装飾が片側のみに付いているドレスなどがある。
アスコットタイ
アスコットタイ(ascot tie)とは、フロックコートやモーニングコートなど、男性の昼用正礼装に用いる、結んだ時にスカーフのように見える幅広のネクタイ。結んだ形が蝉(せみ)に似ていることから蝉形ネクタイとも呼ばれる。着用時には真ん中の部分をスティックピン(長い針状のピン)を用いて留める。
アッシャー
アッシャー(usher)とは、キリスト教会式でゲストを式に案内したり、花婿の付添いで身の回りの世話や、結婚式の進行のサポートをする男性。新郎の兄弟や友人など近い間柄の未婚男性を2名から5名ぐらい選びお願いする(新婦側と人数を揃える)。衣装は新郎が用意する。
由来は、中世のヨーロッパで悪魔から新郎・新婦を守る為の役割という説と、結婚式の行列を盗賊から守るために、花婿と同じ服装をして盗賊の目を誤魔化したという説がある。
アッシャーの中から代表を選んで、中心的な役割をする人の事を「ベストマン」と呼ぶ。新婦の同じ役割の人達の事をブライズメイドと呼ぶ。挙式後は新郎新婦に続いてブライズメイドとカップルになって退出する。日本においてはアッシャーと呼ばれるが、欧米の正式名称はグルームズ・メン(groom’s men) と呼ばれる。
アッシャー
アッシャー(asscher)は、ダイヤモンドのカットなどを手がけるオランダの名門宝飾会社の名前。正式にはロイヤルアッシャー(Royal Asscher)社といい、1854年に設立され、2004年には創業150周年を迎えた。1980年にはダイヤモンド業界として唯一「ロイヤル」の称号をオランダのユリアナ女王陛下より授かり、また2000年にはロイヤルアッシャーカットを開発し、特許を取得している。
アテンダー/アテンド
→介添人
英語的に言うと、正しくは「アテンダント」(attendant:付き添い人・世話人の意味)。挙式や披露宴の際、常に花嫁のそばにいて、面倒を見てくれる花嫁介添え人のこと。着慣れない衣裳で、動くこともままならない花嫁のために、ハンカチを渡したり、手袋を受け取ったりと身の回りの世話や、移動・写真撮影・時間管理などをサポートしてくれる。何か困った時には一声掛けると不安を解消してくれる、心強いサポーターです。英国では付添の子供の意。
後撮り
結婚式の後改めて、写真などを撮影すること。反対に結婚式前に撮ることを「前撮り」という。また前後関係無く用いる「別撮り」という言い方もある。
アトリウム
アトリウム(atrium)の由来は、屋根の中央部に天窓を設け、床に石を敷き、中央に雨水を受ける水盤を置いた、古代ローマの邸宅の玄関奥にある天窓付き中庭のこと。現代では、ガラス張り天井などで吹き抜けがある広い空間を指す。広義的に前庭や広間を含める場合もある。明るく開放的な雰囲気で、植物を配し屋内庭園のようになっている。最近はホテルやレストラン、空港などの公共施設の吹き抜けに祭壇を設けて行うアトリウムウエディングが人気。
アトリウムチャペル
アトリウムチャペル(atrium chapel)とは、ホテルなどのエントランスやアトリウムのスペースに祭壇を設置し、チャペルにみたせて行う挙式のこと。アトリウムウエディングともいう。アトリウムチャペルでの挙式は、通常のチャペルにはない開放感があり、本来のキリスト教式挙式と同様に、通りがかりの人にも祝福してもらえるのが特徴。
アペリティフ
アペリティフ(aperitif)とは、フランス語で「食前酒」という意味。英語ではアペタイザー(Appetizer)ともいうが、現在ではフランス語のアペリティフを用いることが多い。ノドをうるおし、食欲を増進する効果がある。
アメリカンスリーブ
アメリカンスリーブ(american sleeve)とは、首の根元近くから肩が広くあいた袖のラインで、首から袖ぐりの下まで、斜めに大きくカットされたノースリーブ型のデザイン。前から見るとホルターネックに似ているが、後ろにも前と同様の身頃が付いている点が異なる。スタイリッシュなイメージを与え、袖ぐりが大きく開き、肩から腕にかけてのラインを美しく強調してくれるデザイン。ノースリーブと異なり首が支えるてくれるので、なで肩でもストラップがずれる心配がない。肩幅がしっかりある人向き。名前の由来はアメリカ風の開放的な雰囲気を感じさせることから命名された。
アンサンブルドレス
アンサンブルドレス(ensemble dress)とは、ボレロとドレスなど、組みあわせて着用するひと揃いになっているドレスのこと。アンサンブルはフランス語で、全体で統一感を持たせた、アクセサリーの組み合わせや異なるパーツの洋服を合わせたもの。
案内状
→招待状
アンピールライン
アンピールライン(empire line)とは、バストの下すぐにスカートと身頃の切り替えがあり、裾に向かってゆるやかに広がっているスカートがシンプルなラインのドレス。ハイウエスト切り替えのため、流れるようなシルエットが細く長く見えるので、小柄な方に適している。また、バスト下はボリュームは少ないがシルエットがはっきりでないので、ボディラインを気にする方にオススメ。マタニティウエディングにも着用できる。アンピールとは帝国を意味するフランス語で、英語のエンパイヤ。