ウエディング用語辞典

メイド・オブ・オナー

花嫁の付き添い人、立会人として、結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのことを、ブライズ・メイド(bride's maid)と呼び、その中でも一番花嫁と親しい、代表的な立場の女性がメイド・オブ・オナー(maid of honor)と呼ばれる。バージンロードで花嫁に先立って入場し、ブーケを持ったり、ベールやドレスの裾を整えたりと、花嫁の身の回りの世話をする介添え人の役割を果たす。

ブライズ・メイドやメイド・オブ・オナーたちは、主に花嫁の友達、姉妹、親族の中から、花嫁と親しい未婚の女性が選ばれる。白以外のお揃いのドレスを着てブーケを持ち、花嫁に華を添え引き立てる。ドレスは新婦が用意してプレゼントする。一般的にブライズメイドは2〜5名程度選ばれるが、人数が多いほどステイタスが高いとされる。

ブライズ・メイドは、結婚する花嫁を祝福する前祝いパーティのブライダルシャワーを企画する。ブライダルシャワーは一般的に結婚式の2ヶ月前から2週間前ぐらいに、レストランや花嫁・ブライズメイドの自宅などで行われる。参加者は伝統的に女性のみで、お茶やおしゃべりを楽しみながらお祝いし、花嫁が集まったプレゼントを順番に開けてゆく。

ブライズ・メイドと同じ役割の花婿の友人代表たちをグルームズマン(日本ではアッシャーと呼ぶ場合が多い)と呼び、ブライズメイドとグルームズマンは人数を揃える。メイド・オブ・オナーに対して花婿側の代表をベストマンと呼ぶ。

ブライズ・メイドやグルームズマンの習慣は、中世のヨーロッパが起源で、花嫁の幸せを妬む悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友人たちが花嫁と同じような衣裳を着て付き添い、悪魔の眼を惑わした伝統が由来とされる。

メインキャンドル

キャンドル・サービスの最後のクライマックスで使用する大きなキャンドルをメインキャンドルと呼ぶ。新郎新婦は各テーブルのキャンドルを点火して回った後に、メインテーブル横に設置されたメインキャンドルに点火する。ケーキカットと並んで、ゲストのシャッターチャンスの瞬間でもある。

一本の大きなキャンドルが主流だが、周りに小さなろうそくが並んだハート型の枠があり、小さなろうそくを火が走り全てに点火されてハート型になるものなどもある。1本もののメインキャンドルの多くには25の目盛りが付いており、結婚式後に記念品として持ち帰り、25周年の結婚記念日の銀婚式までの間、毎年1年分ずつ燃やしてお祝いできるようになっている。

メインテーブル

披露宴やパーティ、二次会で新郎新婦が座る席のこと。高砂とも言う。メインテーブルは会場前面中央に長卓を配し、会場全体から見渡しやすいように、少し高い台の上に設置することも多い。会場から向かって右に新郎、左に新婦が座る。新郎新婦の前にはメインテーブル装花を飾り、後には金屏風やジョーゼットを飾る。

メインテーブル装花

新郎新婦の座るメインテーブルを飾る装花。二人が引き立つように会場内でもっとも華やかで大きく飾られる。メインテーブル装花は、パックプランに含まれている場合が多いが、ボリュームが少なかったり、オーソドックスな装花の設定になっていて、実際に希望の装花を選ぶと追加料金が発生することもあるので気をつけて。また、季節により花材の旬があるので、それに応じて装花の値段も変動する。

会場の広さや天井の高さ、装飾の雰囲気によってもイメージが変わる。ブライダルフェアでは実際の披露宴さながらに、会場に飾られた装花を見ることができるので、事前に確認しておくと良い。ドレスやテーブルコーディネートにも合わせて選ぼう。

メッセージリング

二人にしか分からない暗号や言葉などのメッセージを刻んだ指輪のこと。二つを重ねると一つのメッセージになったり、ハートの形が浮かんだりと趣向を凝らしたものもある。中世ヨーロッパではこの指輪をふたりの間で取り交わす習慣があった。マリッジリングとして交換するカップルも多い。

類義語のポージーリング(posy ring)は、短い詩や愛の言葉やメッセージを刻んだ指輪のこと。Posyは英語で小さな花束を意味する言葉だが、語源はフランス語の「Posie」で詩を意味する言葉。

メニュー表

披露宴において招待客に振舞われる料理の内容が書かれたもの。ゲストテーブルの個々の席に置かれる。基本的に会場で用意されており、セットプランにも含まれていることが多い。他のペーパーアイテムと合わせて手作りする人も増えている。席次表やプロフィール表とまとめて一冊にするケースもある。

メレ/メレダイヤ

メレ(melee)とはダイヤモンドの大きさを表す言葉で、小粒のダイヤモンドのこと。一般的には0.2ct(カラット)未満のダイヤモンドを指すが、国際的にばらつきがあり、欧米では0.25ct以下、日本では0.18ct(1/6ct)以下をメレと呼ぶ場合も多い。

実情では0.02ct前後の小粒のダイヤモンドをメレダイヤと呼んでいる。多くはセンターダイヤモンドの脇石としてメインを引き立てるために飾られる。他にもメレを複数敷き詰めたものをパヴェと呼び、リングの周りに一列にメレを並べたものをエターナルリングと呼ぶ。

メレはフランス語で「小粒石」を意味する。本来メレは「ごちゃごちゃに混ざった、混雑した」という意味があり、色々なサイズの小粒石ダイヤモンドが混ざったロットをメレと呼んでいた。また「混合物」を意味する「メランジ(melange)」というフランス語から由来して、メレよりも大きなサイズの混合ロットをメランジと呼んでいた。つまり、0.25ct以下の混合ロットを「メレ」、0.25ct以上の混合ロットを「メランジ」と分類していた。メランジは今でも混合ロットを意味する言葉だが、メレは混ざったという意味を失い、現在では小粒石ダイヤモンドのことを指す名称として使われている。

【出典:ウエディング用語辞典
| 結婚費用節約 | Weddingマニュアル | 手作りウエディング | My Wedding | コミュニティ | Wedding Search | 用語辞典 | SiteMap | TOP |