ウエディング用語辞典

ワインサービス

新郎新婦が各テーブルを回り、ゲストにワインを注ぐ演出。ゲストとの会話を楽しんだり、一緒に写真を撮ったりできる。お色直し後の新郎新婦再入場の際に行われることが多い。少人数での披露宴、レストランウエディングやカジュアルなパーティなどに適している。同様の演出に新郎がビールタンクを背負い、ゲストにビールを注いで回る「ビールサーブ」もある。

リングから宝石を除いた貴金属部分のこと。この枠だけを指してリングという場合もある。宝石がまだ付いていない枠を空枠ともいう。枠には、リングの留め金や指を通す金属の輪の部分のアーム(腕)、宝石をのせる台の石座、石を留める爪などの部分がある。

婚約指輪をセミオーダーする場合は、ダイヤモンドルース(裸石)と、好きなデザインの枠を選んで填めてもらう。

和装小物

和装の際に必要な小物で、抱帯(かかえおび)、懐剣(かいけん)、簪(かんざし)、笄(こうがい)、末広(すえひろ)、筥迫(はこせこ)などのこと。レンタルでは衣裳と別料金となっており高額な場合も多いので、事前に確認しておくとよい。

抱帯は打掛を着たとき帯の下の位置に結ぶ細い帯のこと。懐剣は帯に指す短剣で通常は白い布袋に入っている。笄は髪に挿す飾りのひとつで、細長い棒状で両端もしくは片端を長方形に少し太くしたような形のもの。末広は扇子のこと。筥迫は胸元の合わせに差し込まれる小物入れ。

襦袢(じゅばん)や肌着、ショーツなどの和装下着は直接肌に触れるため、自前で用意する必要がある。

和装下着

和装の下に着る下着のこと。長襦袢(ながじゅばん)、半襦袢(はんじゅばん)、肌着(肌襦袢)、替え衿(かええり)、腰巻き、裾よけ(すそよけ)、東スカート(あずまスカート)、ステテコ、和装ブラジャー、和装ショーツ、肌着と裾よけが一緒になった着物スリップなどがあり、好みや季節に応じて着こなす。男性用の和装下着には、V首のシャツやステテコなどがある。直接肌に触れる下着は自前で用意する必要がある。

和装ブラジャー

和装ブラジャーとは、和装用の補正下着。着物を着る際には、胸、ウエスト、ヒップのラインは、極力フラットなシルエットのずん胴型の体型にすると、着姿をより美しく見せることができ、着崩れもしにくくなる。洋装と異なり、和装では胸を強調することは無く、胸を押さえないと老けて見えてしまう。

和装ブラジャーは、さらしの代わりに、胸の膨らみを押さえ平らにし、衿合わせを安定させ、背筋を伸ばし、着物向きの体型に補正する。フロント部分にファスナーが付いていて着脱でき、着物の着付け時に便利になっている。

和装ブラジャーは形状がスポーツブラと似ており、代用も可能だが幾つか注意が必要である。着物の衿ぐりからはみ出さないように、スポーツブラの首のくりが大きいこと。スポーツブラは運動時の胸の揺れを防ぐために固定するためのものであり、胸を押さえて平らにするためには、さらに補正が必要になる場合がある。

綿帽子

綿帽子(わたぼうし)とは、花嫁が和装婚礼衣裳の白無垢を着る際に、文金高島田を結った頭の上にやや深めに被る白い布。髪を結っていてもすっぽりと額ほどまで覆いかぶさる大きさ。袷(あわせ)仕立ての白絹を袋状に仕立てて被れるようにしたもので、角隠しは同じく袷仕立ての長方形の白絹を髪に留めつけられるようにしたもの。暑い季節には涼しげな生地で仕立てたものを用いることもある。

綿帽子と角隠しは同様に着用され、格の上下は無いが、綿帽子は白無垢のみに着用し、色打掛には用いないのが慣わしである。一方、角隠しは色打掛と本振袖に着用するのが正式だが、白無垢にも着用されることもある。よって一般的に、綿帽子は挙式の時だけ着用し、披露宴では外す。

綿帽子の歴史は、室町後期から安土桃山時代にかけての武家婦人の外出着として、小袖を頭から被って着られていた「被衣(かづき)」が起源。江戸時代になり、真綿で作られた綿帽子が。若い女性に定着していった。元々は外出する際の埃除けや防寒具として用いられていたものだが、ウエディングドレスのベールと同様に「挙式が済むまで、花嫁は新郎以外の人に顔を見られないように」という風習から、婚礼風俗にも取り入られるようになったとされる。その後、練絹という精練した絹で作られた「練帽子(ねりぼうし)」、幕末頃から明治にかけて今の角隠しとなる「揚帽子(あげぼうし)」へと変化していった。

ワトー

ワトー(watteau)とは、肩から裾に向かって緩やかに伸びるトレーンのこと。また、ドレスの後ろに設けられたヨークの切り替え部分から伸びるトレーンのこともワトーという。カジュアルなイメージのトレーン。ワトーはフランス語で本来ヴァトーと発音する。

ワトーの語源は、18世紀のロココ時代初期のフランスの画家、ジャン・アントワーヌ・ヴァトー(Jean-Antoine Watteau 1684-1721)が、ロココ様式の装飾的な女性の衣装を良く描き、ロココ時代のスカートが美しいドレープになったフランス式のドレスがワトーの絵画の中によく見られることに由来する。

ロココ様式では、前世紀のバロック様式に代わって、絵画の主題も歴史画・宗教画から、男女の恋愛をモチーフにした風俗画が描かれだすようになった。ワトーは、ロココ絵画のジャンル『雅宴画(フェート・ギャラント)』を確立したことでも有名である。

和洋折衷

「和洋」とは和(日本風)と洋(西洋風)の様式のことで、「折衷」は二つ以上の事物や考え方から取捨選択し、それぞれの良いところを調和して一つにまとめること。

和洋折衷はブライダルシーンにおいては、披露宴やパーティなどの婚礼料理で、和風と洋風を調和させたスタイルのことを意味する。食材や調理方法、味付け、盛り付けなどを織り交ぜられた創作コース料理。縁起物の鯛などの食材を使ったり、年配のゲスト向けに箸で食べられるように調理したフランス料理などがある。また、和食・洋食・中華を織り交ぜた和洋中折衷というスタイルもある。

ワンショルダー

ワンショルダー(one shoulder)とは、片側の肩のみ衣服で覆い、もう片方の肩は覆わずに肌を露出したスタイルのこと。イブニングドレスによく用いられるデザイン。多くは肩部分だけでなく全体的にアンシンメトリーのデザインになっている。肩に掛かる片側の生地にはコサージュなどの装飾をあしらいポイントにすることが多い。大人っぽくセクシーなイメージ。ワンショルダーのデザインは、ドレスの他にもリゾートウェアや水着などに見られる。

ワンストップ・ウエディング

ワンストップ(one-stop)とは「一度立ち寄るだけで」という意味。結婚式のプランニングから、コーディネート、式当日の進行まで一貫して手がけ、ウエディングドレスや装花、引出物、写真撮影など結婚式に必要なアイテムを一式まとめてプロデュース・手配・提供してくれるブライダルサービスのこと。

結婚式を挙げるまでには、何度も会場に足を運んで打ち合わせを重ねて、結婚式の準備をしていくものであったが、ワンストップ・ウエディング・サービスによって、新郎新婦と担当者、スタッフの負担を軽減している。海外ウエディングやリゾートウエディングなどでは、現地に出向く必要がなく、ブライダルサロンで全てを手配できるようになっている。

最近はホームページ上にFAQを用意したり、結婚式のプランや費用のシュミレーションを行えるなどのコンテンツを用意しており、インターネット上で、各アイテムの申し込みや変更、担当者とのやり取り、決定内容を確認できるインタラクティブなサービスを行っているところも多い。

【出典:ウエディング用語辞典
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