な
ナイトウエディング
夕方からスタートするウエディングのこと。会場のアプローチにキャンドルを配置したり、ライトアップされたチャペルでの挙式、夜景の見える高層階のバンケット・レストランでの披露宴など、幻想的かつロマンティックな雰囲気の演出ができる。昼間の結婚式に比べて低価格に設定されていることが多く、コストを抑えられる。お開きの時間が遅くなるので、遠方からのゲストには配慮が必要。宿泊手配をする必要が生じる場合も多いので、あらかじめ予算を組んでおくとよい。
ナイトキャンドル
ナイトウエディングで行われる、アプローチやガーデンなどに沢山のキャンドルを配置した幻想的な演出。
流し
披露宴のゲストテーブルの配置方法で、長細いテーブルをメインテーブルに対して縦に並べるテーブルセッティングのこと。テーブル3つなら「3本流し」、4つなら「4本流し」という。新郎新婦の座る高砂(メインテーブル)に近いテーブルが上座になる。「ちらし」は丸いテーブルをランダムに散らす配置。
中締め
披露宴等の終わりを中締めと呼ぶ。普通は「おひらき」と言うが、披露宴などのお祝いの席では、「お祝いはまだまだこれから」という意味を込めて「中締め」と言う。一般的な式典、パーティーでは、中締めというと手締め(手打ち)を行うことが多いが、披露宴の中締めで行われることはほとんどない。
中石
→センターストーン
長熨斗
長熨斗(ながのし)は、結納で用いられる品のひとつ。納幣熨斗ともいう。昔は「のしあわび」という鮑(あわび)の身を叩いて薄く伸ばした物を用いていたが、現在では海草を煮溶かしたものや、ビニール製の代用品を使うことが多い。
鮑は長生きをする貝とされており、不老長寿の象徴とされるため、延命に通じる品として健康や長寿を願う意味を込めて結納品として贈られる。また、熨斗鮑は海産物のなかでも最も貴重な食物であったため、祝事や慶事の儀式に高価な贈答品として重宝されるようになる。
仲人
仲人(なこうど)とは、結婚する二人の仲立ちをして、両家の間を取り持つ役。二人の良き相談役であり、指導役ともいえる。媒酌人ともいう。見合いのときは「世話人」、結納では「使者」、挙式・披露宴では「媒酌人」と呼ばれる3つの役目を果たす。
世話人は二人の仲立ちをする役割。縁談の取り持ちから見合いのセッティング、挙式までの段取りを手がける。使者は正式な結納において両家を往復し結納を取り仕切る役割。媒酌人は結婚式の立会人であり、誓約の証人となり、披露宴では式の報告者の役割を果たし、祝杯の発声をする。
3つの役は別の人が行なう場合もあるが、通常は世話になった先輩夫婦や上司、恩師にお願いすることが多い。最近は仲人を立てないカップルや、結納は家族だけで行い、挙式・披露宴当日の媒酌人だけを果たす「頼まれ仲人(杯仲人、名誉仲人ともいう)」をお願いすることも多い。
地方によっては「ちゅうにん」と読んだり、「下づくろい」「橋かけ」「橋渡し」とも呼ぶところもある。結婚後の仲人とのつきあいは、少なくとも3年間はお中元とお歳暮を贈るのが礼儀とされる。
仲人の起源は、仁徳天皇40年(紀元352年)2月、天皇は、雌鳥(めとり)の皇女をお妃に迎え入れようと思い、異母弟の速総別尊命(はやふさわけのみこと)を仲立ちにされたという記事が日本書記に記されている。これが仲立ち=仲人という言葉が初めて記録に残っているもので、仲人の起源とされている。物語としては、申し込みを受けた雌女が遣いの速総別を好み、関係を持ってしまう。つまり、仲立ちの男性と申し込まれた女性とが結ばれてしまったという結末になる。
生演奏
新郎新婦の入退場や、挙式の中で歌う聖歌や賛美歌の伴奏をその場で行うこと。BGMとしてや余興に生演奏を取り入れることもある。チャペルに常設してあるオルガン、エレクトーンでの演奏は挙式料に含まれることが多い。ピアノ、クラシックの重奏、ジャズ、ゴスペル、オペラ歌手など選択の幅も広い。会場備え付けのピアノや音響設備を使用する場合は、使用料が掛かるので事前に確認しておいた方が良い。
生ケーキ
入刀用のイミテーションケーキとは異なり、実際に食べることができる生のウエディングケーキ。新郎新婦がケーキ入刀した後、切り分けてゲストにデザートとして振舞われる。切り分けたケーキは会場スタッフがゲストに配る場合もあるが、新郎新婦がサーブするケーキサーブという演出も最近は人気がある。デザインや材料なども相談に乗ってもらえることが多く、オリジナリティあふれるケーキを作ることができる。ゲストがデコレーションの仕上げをするケーキデコレーションという演出や、ラッキードラジェ、ケーキチャームなどの演出もある。