ウエディング用語辞典

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マリッジブルー

マリッジブルー(marriage blue)とは、結婚前に陥る躁鬱状態や情緒不安定のこと。結婚式の準備や新生活への不安と緊張、相手への不満やすれ違いなどが原因で、本来は幸福である結婚を思い悩み、本当に結婚して良いのかためらってしまう。女性がマリッジブルーになることが多いが、男女問わずなる可能性がある。マリッジブルーは和製英語。ウエディングブルー、エンゲージブルーなどともいう。

二人のコミュニケーション不足を解消したり、親しい友人に相談したり、第三者に入ってもらうなどの対処をするとよい。また、医師の治療やカウンセリングを受けたほうがいい場合もあるので、不安が解消されないならば専門家に相談するとよい。

ハネムーン

ハネムーンは結婚式を終えた新郎新婦が出かける新婚旅行のこと。ハネムーン(honeymoon)は、蜂蜜(Honey)と月(Moon)の合成語で、ハニームーンと発音するのが正しい、日本語では「蜜月」と訳される。元々は結婚後の1ヶ月間を意味していた。その期間に新婚旅行に行くものから、18世紀頃には新婚旅行を意味して使われるようなったとされる。ちなみに、日本初の新婚旅行を行ったのは坂本龍馬である。

ハネムーンの由来は諸説ある。"Honey"は古代ゲルマン民族が飲んでいた蜂蜜酒(英語ではミード:mead、フランス語ではhydrome)のことを指す。蜂蜜酒は薄めた蜂蜜をアルコール発酵させたもので、結婚後30日間、新郎は蜂蜜酒を飲み子作りに励んだ習慣があったことに由来する。これは蜂蜜は滋養強壮品であることと、蜂の多産にあやかるためだと考えられている。

また、その時代は殆どが略奪婚であった。まだ人類は部落単位で生活していた頃は、近親相姦を避けるために外部の血を取り入れていた。つまり、他の部落から女を迎え入れる風習があり、多くは平和的で合意の上の結婚であったが、形式的に略奪婚となる。略奪婚の場合、慣習的に略奪された側の部落は花嫁を取り返すために努力をし、花婿は花嫁を奪った後、安全な自分の部落まで逃げ切る必要があった。これは儀式的なもので、花婿は追っ手から逃げ延びることで、男らしさを誇示し、花婿にふさわしい男として認められた。逃避行するための力を得るために蜂蜜酒を飲んだとされる。中世ヨーロッパでは、街の外に自由に出ることが禁じられていたため、新郎新婦も追っ手も略奪逃避にかこつけて旅行を楽しんだとされ、これが新婚旅行の由来になったと考えられる。

また、"Honny"は新婚期が蜂蜜のように甘い時期であることを比喩していることが由来とされる説もある。この際の"moon"は1ヶ月の期間を指すのではなく、新婚夫婦のお互いの愛情が移ろい行くのを月の満ち欠けに例えている。”Fullmoon(満月)"の何もかもが素晴らしい時期を過ぎると、欠けていく月のように愛情も無くなっていくものだとの冷めた見方を含んでいるとされる。

国際結婚

外国人と結婚すること。近年は婚姻数の約1割が国際結婚である。婚姻届を市町村役場に提出する際に、婚姻要件具備証明書とその日本語訳を添付する必要がある。婚姻要件具備証明書とは、婚姻をしようとする外国人の本国の法律で定めている婚姻の成立要件(婚姻できる年齢に達している、独身であるなど)を満たしていることを証明するもの。日本の戸籍制度には「外国人の戸籍」がないため、婚姻届を提出する際に、相手国政府が証明した公的文書である婚姻要件具備証明書が必要になる。

婚姻届

結婚が法律的に認められるための届け出。結婚式を挙げても、法律上は婚姻届を提出しないと、正式な夫婦とは認められない。婚姻時に届出人の本籍地又は所在地の市町村役場に届け出る。窓口は24時間受けつけてくれる。婚姻届に関する必要書類などは自治体によって異なるので、届け出る役所に事前に確認をしておくとよい。また、書類に不備がある場合は受理されないので、記念日指定の入籍をするなら、記入漏れがないか事前に確認を忘れずに。

結婚記念日

結婚記念日とは、結婚1年目から60年目(または75年目)にお祝いする欧米の習慣。結婚20年目までは毎年、それ以降は5年毎の結婚記念日に名称が付けられている。名称は国や地域で異なるが、共通して柔らかい物から硬い物・価値ある物へ移っていく。これは夫婦の関係が堅固で尊いものになっていくことを象徴している。その名称にちなんだ贈り物を夫から妻へ贈り祝う。

日本では夫婦よりも家同士の絆を重んじる傾向にあったため、結婚記念日を祝う習慣は無かった。結婚記念日の発祥はイギリスとされ、昔は結婚5・15・25・50・60年目の5回だけのお祝いだったが、アメリカに渡り回数が増え、その後日本にも伝わった。中でも、結婚25年目の銀婚式と、50年目の金婚式を祝う習慣は日本でも定着している。日本における結婚記念日の始まりは、明治27年に明治天皇が銀婚式「大婚25年祝典」を催したこととされる。その後、一般にも次第に広まっていった。

年数 日本語名称 プレゼント
1年目 紙婚式 紙製品
2年目 綿・藁婚式 木綿製品
3年目 革・草・果・菓婚式 皮革製品
4年目 花・書籍・果実婚式 花・書籍類
5年目 木婚式 木製品
6年目 鉄・糖婚式 鉄製品
7年目 銅・毛織物婚式 銅製品・毛織物
8年目 青銅・電気器具婚式 青銅品・電気器具
9年目 陶器婚式 陶器類
10年目 錫・アルミニウム婚式 錫・アルミ製品
11年目 鋼鉄婚式 鋼鉄製品
12年目 絹・麻婚式 絹・麻
13年目 レース婚式 レース
14年目 象牙婚式 象牙製品
15年目 水晶婚式 クリスタル製品
20年目 磁器婚式 陶磁器類
25年目 銀婚式 銀製品
30年目 真珠婚式 真珠
35年目 さんご・ひすい婚式 さんご・ひすい
40年目 ルビー婚式 ルビー
45年目 サファイア婚式 サファイア
50年目 金婚式 金製品
55年目 エメラルド婚式 エメラルド
60年目 ダイヤモンド婚式(イギリス) ダイヤモンド
75年目 ダイヤモンド婚式(アメリカ) ダイヤモンド

 

福禄寿

福禄寿(ふくろくじゅ)は披露宴のテーブル名などによく用いられる縁起のよい言葉。福禄寿は、中国の道教の神様で七福神の一つ。福は幸福、禄は封禄(俸禄とも書き、所領・官職ついている諸侯に与える料物 などのことで、現在における給料・財産)、寿は長寿を意味する。福禄寿の三徳を希求する道教の教えを具現化したもの。七福神の寿老人と同体、異名の神とされ、南極星の化身(南極老人)や、宋の道士天南星の化身とされる。福禄人(ふくろくじん)とも言われる。短身、長頭で、長いひげを生やし、、経巻を結びつけた杖を携え、鶴を従えている。

水引

水引とは、贈答品や封筒にかける紐のこと。全面中央に結び目がある。用途に応じて用いる紐の色や本数、結び方に決まりがある。慶事や祝事には紅白の紐、弔事や不祝事には白黒の紐を使う。紅の変わりに金を、白の変わりに銀を用いたものもある。婚礼や弔事、病気見舞いなど一度きりでよいことには、ほどけない結切り(かた結び)を、入学・出産など何度あっても良いことには蝶結びを用いる。鮑(あわび、もしくはあわじとも言う)結びは、いずれにも使用できる。鶴亀や松竹梅などを形取った水引細工も作られており、慶事にはそれらを組み合わせて飾りとして用いられる。よって婚礼には紅白や紅銀、金銀の結切りもしくは鮑結びを用いる。

水引は一般的に5本の紐で結ばれるが、中には7本結びや略式の3本結びもある。この5本は陰陽五行説に由来するという説と、手の5本指を表しているという説がある。左右から中央で交わる形は、贈り側と受け側の互いの手が握り合う形を示しているとされる。また、婚礼には10本紐を用いることもあり、これは結婚する本人たちと両家が互いに手を結び合い、縁結びをしているとされる。

水引の起源は古代日本にまでさかのぼる。当初は神前へ奉納する供物を束ねる紐として用いられ、神聖で汚れのない色として白一色が用いられていた。6〜7世紀の飛鳥時代に遣唐使の小野妹子が帰朝した際に携えた唐からの献上品に紅白に染めた麻紐が結ばれていた。ここから宮中の献上品には紅白の麻紐を用いる習慣が生まれた。一般にも用いられるようになったのは平安時代になってから。紙で元結(もとゆい)を作ることが発明され、紙で結った水引が普及していった。

水引の語源には2つの説がある。一つは、紙をよって紙縒り(こより)にして、よりが戻らないように水糊を引いて乾燥させ固める製法に由来する説。もう一つは、麻を水の中で洗い清め、引っ張って伸ばしたことに由来する説。

結び切り

結び切りとは、贈答品や封筒にかける紐の水引の結び方のひとつ。用途に応じて用いる紐の色や本数、結び方に決まりがあり、婚礼や弔事、病気見舞いなど一度きりでよいことには、ほどけない結び切り(かた結び)を用いる。入学・出産など何度あっても良いことには蝶結びを用いる。鮑(あわび、もしくはあわじとも言う)結びは、いずれにも使用できる。どれも全面中央に結び目を作る。慶事や祝事には紅白の紐、弔事や不祝事には白黒の紐を使う。紅の変わりに金を、白の変わりに銀を用いたものもある。

よって婚礼には「一度きりでよい」「生涯結ばれる」との意味で、紅白や紅銀、金銀の結び切りもしくは鮑結びを用いる。また慶事には、鶴亀や松竹梅などを形取った水引細工を組み合わせて飾りとして用いられる。

リフォーム

既にあるものを元に、違うデザインに作り替えること。母親から譲り受けた指輪やウエディングドレスなどをリフォームして再利用する。指輪の場合、石を取り外して新たな枠に填め込んだり、既存のデザインを流用し枠のサイズだけを調整したりしてリフォームする。ウエディングドレスの場合は、フィッティングしてサイズを調整したり、コサージュなどの装飾を付けたり、デザインを替えたりする。

フェミニン

フェミニン(feminine)とは、英語で名詞として女性、形容詞として女性用の、女性らしいという意味。ウエディングドレスや小物、ブーケなど花嫁が身につけるものに対して、女性らしいデザインを意味する形容詞としてよく用いられる。

ロンドンタクシー

ロンドンタクシー(london taxi)とは、 イギリス・ロンドン周辺を走っているタクシーの名称および商標で、正しくはロンドンブラックキャブ (London Black Cabs)という。ブラックキャブの愛称の通り、黒い車体(最近の新型モデルではカラフルなものも増えている。)と、クラシックな佇まいが特徴である。日本でも輸入され観光用や介護用として利用されている。

ロンドンタクシーの後部座席は対面式シートで比較的広い空間のため、ウエディングドレスを着ていてもゆったりできることから、ブライダルにおいても送迎用の車として用いられている。また、現行モデルは全高が1800mmとミニバン級の高さがあり、ヘッドドレスや和装の角隠しを付けたままでも乗り降りし易い。

イギリスでは政府主導で公共交通機関のバリアフリー化が進められており、ロンドンタクシーにも旧型を含めて全車にスロープの装備が義務付けられたため、車椅子のままでも乗降車が可能になっている。

【出典:ウエディング用語辞典
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