ビューティ
ヘアメイク
ヘアメイク
ヘアセッティングとメイクのこと。日本語で美粧、美容と呼ぶ場合もある。顔のメイクだけでなく、肩や背中などの露出する所や、二の腕のできものなどの気になる部分も目立たないようにファンデーションを塗ってくれる。化粧のりを良くするために結婚式の1週間程度前に産毛そりを行うとよい。ヘアメイクを元に戻してもらうことを引き上げという。
ホテルや専門式場には専属のヘアメイクがいるが、レストランウエディングなどでは提携している外部のヘアメイクを利用する場合が多い。ヘアメイク料はパッケージプランに含まれていることが多い。ヘアメイクは新婦のみが一般的で、新郎は自分でヘアセッティングを行うものだが、新郎も頼めばヘアメイクをしてもらうことが可能。
お色直しでヘアメイクのアレンジを変える際には追加料金が掛かり、洋装と和装を行う際には別費用になる。結婚式と披露宴の会場が別々の場合、出張料金が掛かることがある。また結婚式と披露宴の時間が空いている際には、拘束時間により追加料金が発生する場合もある。結婚式の間、ヘアメイクの担当者が待機しており、泣いてしまったり汗でメイクが崩れてしまった際に、式の途中でメイク直しをしてくれるアテンドサービスのオプションもある。
美粧
美粧(びしょう)とは、美容、ヘアメイクのこと。顔のメイクだけでなく、二の腕や背中などの気になるところにもファンデーションを塗ってくれる。ブライダル業界では美容という言葉を使うよりも、美粧ということが多い。美容室のことを「美粧室」、美容料のことを「美粧料」という。
出張メイク
式場専属のヘアメイクを利用せず、外部スタッフを独自に手配し、出張形式で挙式・披露宴当日のヘアメイクを行うこと。ホテルや専門式場の場合、施設内の美容院は使えないことが多いので、別に客室を取るなど場所を確保する必要がある。
引き上げ
花嫁が結婚式終了後、ドレスや着物の衣装を脱いで、メイクを落とし、髪を直して元通りの状態に戻してもらうことを「引き上げ」という。逆に花嫁の身支度を準備をすることを支度という。和装の引き上げはドレスに比べると、着物を脱がせるのもカツラを片付けるのにも専門的な知識と手間がかかるので、プロに頼む必要があるが、ウエディングドレスの場合、自分で引き上げても構わない。これにかかる費用を引き上げ料という。
ウィッグ
ウィッグ(wig)とは、日本語でかつらの事。 かつらの英語訳なので広義ではかつらと同義だが、 薄毛を隠す等の実用的に使用されるかつらと異なり、一般的にファッション的要素を重視したかつらを意味する。
ブライダルの場合、ヘアにボリュームを出したりスタイルをアレンジするために使う「つけ毛」を指すことが多い。トップにアクセントを出したり、ウェーブや三つ編みや縦ロールなどでイメージを一新することができる。お色直し時に簡単にアレンジの変化を付けられ、中座の時間も短縮できるので便利。
ヴィッグの使用料はヘアメイク料金とは別料金の場合が多いので事前に確認が必要。
シニョン
シニョン(chignon)とは、後ろ髪を丸い形になるようにまとめたヘアアレンジ。シニヨンは、フランス語で「束髪」や「まげ」の意味し、その形から「お団子(頭)」と呼ばれる事もある。一度、根元でポニーテールのようにゴムで束ね、その束をねじりながらゴムの回りに団子状に巻き込み丸めていき、ピンで留めて仕上げる。アップスタイルの代表的なアレンジで、エレガントで清楚なイメージのまとめ髪。しっかりと固定する時には、シニョンにかぶせるシニョンキャップを使う場合もある。できたシニヨンに装飾品や生花をつけることもある。
縦ロール
サイドヘアやバックヘアを縦長のロール状に巻くアレンジスタイル。ヘアアイロンなどを使いカールされたヘアが上品でエレガントな印象になる。縦ロール用のウィッグもある。
ポンパドール
ポンパドール(pompadour)とは女性の髪形のひとつで、前髪を大きく膨らませて高い位置でまとめ、ピンやバレッタなどで留めたヘアスタイルのこと。女性版のリーゼントのような形。襟足もあげて、後頭部でまとめるのが正式なスタイルとされる。フランス国王ルイ15世の愛妾、ポンパドール夫人の髪型が名前の由来。
ポンパドール夫人は貴族出身ではなく、本名はジャンヌ=アントワネット・ポワソンと言うが、その美貌からルイ15世の寵愛を受け、ポンパドール侯爵領を賜ったため、ポンパドール夫人と呼ばれるようになった。ポンパドール夫人は文化芸術の保護・発展に力を注ぎ、ロココ王朝のトレンドリーダーでもあった。当時の貴族の女性はこぞってポンパドール夫人のファッションを真似、その髪型をポンパドールと呼ぶようになった。
夜会巻き
夜会巻きはまとめ髪の一種。後ろ髪を一つにまとめねじり、巻き込みながらアップにしてコームやピンなどで頭上で留め、タイトに面を出したヘアスタイル。女性の美しさを引き出し、上品、知的、清楚なイメージを与え、年齢を問わず似合う。フォーマルにもカジュアルにもオールマイティに使える。セミロングからロングの代表的なまとめ髪で、太さや固さなどの髪質にかかわらず作れるヘアスタイル。
正統派のウエディングヘアの代表的なもので、ドレスにも和装にも人気のヘアスタイル。ウエディングドレスはどんなラインのドレスにも似合う。ブーケにあわせて同じ花材のヘッドドレスを合わせると映える。明治の鹿鳴館時代、夜会・舞踏会にて流行したヘアスタイルが由来とされる。