ウエディング用語辞典

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披露宴

写真

写真撮影

結婚式を記念として残すもの。大きくスナップ写真と記念写真の二つの撮影形態がある。スナップ写真は挙式や披露宴を普通のスチルカメラで撮影することで、スナップ写真は2〜300カット撮影するのが一般的。また、スタジオ(写真室・写場という)で中版カメラで撮る写真を記念写真と呼び、新郎新婦の2ショットを2〜3カット、新郎新婦の家族、両家親族の集合写真を撮るのが一般的。

スナップ写真

挙式や披露宴などの様子を撮影するのがスナップ写真。結婚式の流れや場の雰囲気、自然な表情などの写真を残せる。一般的に一眼レフのスチルカメラやデジタルカメラで撮影される。一方、スタジオなどで中版カメラで撮影するものを記念撮影と呼ぶ。新婦の支度から密着して結婚式を丸一日通して撮影するのも人気がある。

会場のカメラマンに頼む、外部のカメラマンを持ち込む、友人に頼むなどの選択肢がある。外部のカメラマンに頼む場合は持ち込み料金が発生する場合がある。また、会場のカメラマン以外の場合、挙式の撮影不可の会場もあるので事前に確認をしておく。

スナップ写真の料金は、カット数やカメラを何台持込むか、移動があるか、拘束時間などで異なる。デジタル処理やアルバム仕立て、手焼きプリントなどのオプションもある。焼き増しのためにネガを貰えるか確認しておくとよい。写真データをCDに焼いてくれるサービスをしてくれるところもある。

ドキュメント写真

→スナップ写真

記念写真

スタジオ(写真室・写場という)で中版カメラで撮る写真のこと。フォーマル写真ともいう。新郎新婦の2ショットを2〜3カット、新郎新婦の家族、両家親族の集合写真を撮るのが一般的。スタジオだけでなく、庭や式場の絵になる空間でロケーション撮影する場合もある。六つ切りサイズ(203mm×254mm)や、四つ切サイズ(254mm×306mm)に引き伸ばされ、台紙やアルバムに装丁される。一般的に撮影したポジフイルムを貰うことは出来ないため、焼きましは別途追加料金が必要になる。また、挙式や披露宴を普通のスチルカメラで撮影するのは「スナップ写真」と呼ばれる。

親族集合写真

新郎新婦と両親、両家の親族が集まって写真を撮ること。中版カメラで撮影し、基本的に撮影したネガ・ポジフイルムを貰うことはできず、追加の焼き増しには別途料金がかかる。一般的に、スタジオ(写真室・写場という)で撮るが、ガーデンやアトリウム、チャペルの前などの屋外で撮影する場合もある。ホテルや式場のパックプランを利用する場合には、写真代の中に含まれていることも多い。

前撮り

結婚式よりも前に別途記念撮影の機会を設けること。結婚式当日はスケジュール的な制約があり、ゆっくり写真を撮る時間がない場合や、結婚式で着ない衣装の写真を撮りたい場合などに行う。結婚式よりも後に撮影する場合も含めて、別撮りと言う場合もある。フォトスタジオで撮影する記念撮影や、海やガーデンなどのアウトドアで撮影するロケーションフォト、チャペルで結婚式を模擬して撮影するフォトウエディングなどがある。前撮りには、撮影料の他に、衣装レンタル代やヘアメイク代などがかかるが、セットプランとしてパッケージ料金になっていることが多い。結婚式当日と同じ衣装で前撮りすれば、ヘアメイクのリハーサルを兼ねることもできる。

後撮り

結婚式の後改めて、写真などを撮影すること。反対に結婚式前に撮ることを「前撮り」という。また前後関係無く用いる「別撮り」という言い方もある。

別撮り

結婚式とは別の日に記念撮影することを別撮りという。前撮りと後撮りの両方が含まれる。

スタジオ撮影

撮影用のスタジオ(写真室・写場という)で写真を撮ること。結婚式当日、中版カメラで撮る写真を記念写真と呼び、新郎新婦の2ショットを2〜3カット、新郎新婦の家族、両家親族の集合写真を撮るのが一般的。また、フォトショップや衣裳屋で別撮りをする場合もある。結婚式前に撮影することを前撮り、結婚式後を後撮りと呼ぶ。会場指定以外のプロカメラマンに外注・持ち込みする場合は、会場のスタジオを使うことはまず不可能で、その場合は庭やアトリウム、ロビーなどでロケーション撮影をすることになる。

追いかけスナップ

結婚式当日の準備から結婚式終了まで、時間を追って写真を撮っていくスナップ写真撮影。料金は通常より高くなるが、結婚式以外のシーンを撮影でき、ストーリー仕立てになるので記念になる。大抵は花嫁のヘアメイクからの撮影になるが、自宅を出るシーンから撮ってくれるサービスを提供している業者もある。メイク・着付けシーンを撮影してもらいたい場合は、メイク室に入れる女性カメラマンを指定すると良い。

ロケーション撮影

会場のロビーや吹き抜け、中庭などのオープンスペースを背景にして撮影すること。略してロケ撮影ともいう。スタジオ撮影と比べて、自由なポーズを取れて自然な表情が出やすく、会場の雰囲気や季節感も一緒に撮影することができる。スナップ撮影で動きを変えながら複数カット撮影することが多い。

本来ロケーション撮影とは場所を移動しての野外撮影を指すことが多いが、ウエディングシーンにおいては、スタジオ撮影ではなく他の場所で撮影することを意味する場合が多い。フォトウエディングでもロケーション撮影がよく行われ、教会や公園、海辺などのロケーションで撮影する様々なプランが選択できる。

ロケハン

ロケーション・ハンティング(location hunting)とは、映画、テレビ、写真の撮影などで一般的に使用されている用語。撮影の下準備のために、会場内を事前にチェックして回り、ロケーション撮影に適した場所を探すこと。

カット数

結婚式披露宴におけるスナップ写真の撮影枚数のこと。通常、撮影したカット分の写真を全てプリントして貰えることが多いが、厳選されたカットをアルバムにして納品される場合もある。スナップ写真は300カット前後を頼む人が多い。ネガやCD-ROMあると焼き増しができるので、貰えるか確認しておくと良い。また、記念写真は一般的に新郎新婦の写真、親族集合写真を撮影する。

ネガ付き

スナップ写真で、プリントしたあと、ネガも一緒にもらえること。スナップ写真をプロに頼むと、プリントした写真のみでネガはもらえない場合もある(ネガなし)。ネガがあれば、自由に焼増しができて、安いプリントショップでプリントできるのでお得。ネガだけではなく、スキャニングしたデジタルデータをCDに焼いてくれるところもある。なお、スタジオで撮る記念写真は基本的にネガやポジは貰えない。

手焼き

撮影したネガ・ポジフイルムを、専門家の手によって1枚1枚丁寧にプリントする仕上げ方法。普通、プリントに出すと、自動化された機械で処理される、これを機械焼きという。手焼きは、 プリント料は割高になるが、写真に色や深みが増し、独特の雰囲気がでる。濃度、色調、トリミングなど細かい指示ができる。手焼き写真には自然に写真の回りに黒フチができる。

デジタル加工

写真をパソコンに取り込み、画像補正を施して仕上げることをデジタル加工という。写真のカラーやトーンなどの調整や、肌の色を修整、逆光補正などの色補正を行ったり、ソフトフォーカスにぼかすなど写真の雰囲気を変えることができる。

セピア

スナップ写真をセピア(sepia)カラーにしてアンティーク風の写真に仕上げること。通常のカラーフイルムで撮影したものを加工して、セピアカラーにする。セピアとは、イカ墨を乾燥させて作られた顔料の色。

ソフトフォーカス

ソフトフォーカスとは、画面を柔らかく見えるようにする撮影テクニック。もしくは、柔らかい光に包まれたようなぼかしを入れた写真のこと。ピントがボケているものはソフトフォーカスとは言わない。ピントには芯があり、ソフトフォーカス用のフィルターを着けたレンズで撮影することでぼかしを出す。花嫁の横顔や、ガーデンなどの自然の中でのロケーション撮影の際にソフトフォーカスを利用するとファンタジックな雰囲気を演出できる。ソフトフォーカスよりもぼけ味が強く、被写体がまるで霧の中にいるかのようなイメージを表現できるフォギーフィルターもある。

クロス

光源の周囲に放射状の光条を写す撮影手法のこと。レンズ先端にクロスフィルターをはめることでファンタジックな特殊効果が得られる。クロスフィルターとは、光学ガラスの表面に細かい格子状の溝を刻むことで、点光源などの光を入射させると数本の光条が発生する。4本、6本、8本のものや虹色の光条を発生できるものなどバリエーションが豊富。フィルターを回転させると光条も回転し、角度により全体の印象が変わる。キャンドルやイルミネーションに加え、水面の反射を煌めかせたりできる。キャンドルサービスやナイトウエディングなどで活用すると幻想的な雰囲気を演出できる。

四つ切り

写真の仕上がりサイズのひとつ。記念写真などによく用いられる仕上がりサイズ。印画紙を4分割したサイズなので四つ切りと呼ばれる。サイズは254mm×304mmで、L判写真を6枚強並べた大きさ、六つ切りの1.5倍の大きさ。

スチルカメラで使用される35mmフイルムのアスペクト比(縦横比)は3:2、一般的なデジタルカメラは4:3なので(一眼レフデジタルカメラは3:2のものが多い)、プリント時には長辺が断ち切られてしまう。長辺を長くしたワイド四つ切り(254mm×362mm程度)の仕上がりサイズもある。こちらは35mmフイルムでは全面プリント可能だが、デジタルカメラだと短辺が断ち切られてしまう。

六つ切り

写真の仕上がりサイズのひとつ。記念写真などによく用いられる仕上がりサイズ。印画紙を6分割したサイズなので六つ切りと呼ばれる。サイズは203mm×254mmで、紙のB5サイズ程度、L判写真を縦横2枚強並べた大きさ。

スチルカメラで使用される35mmフイルムのアスペクト比(縦横比)は3:2、一般的なデジタルカメラは4:3なので(一眼レフデジタルカメラは3:2のものが多い)、プリント時には長辺が断ち切られてしまう。長辺を長くしたワイド六つ切り(203mm×305mm程度)の仕上がりサイズもある。こちらは35mmフイルムでは全面プリント可能だが、デジタルカメラだと短辺が断ち切られてしまう。

焼き増し

写真を追加でプリントすること。ネガフイルムやポジフイルム、デジタルデータなどを基に焼き増しする。ネガなどが手元にあれば、一般のプリントショップやカメラ屋にて焼き増しが可能。また、焼き増しの際に引き伸ばしなどのプリントサイズ変更もできる。

記念写真や別撮り、フォトウエディングなどにはネガやポジが付かない。スナップ写真にはネガ付きのコースと無しのコースがあり、ネガ付きは高めの価格設定になっている。スナップ写真のデジタルデータをCDに焼いてくれるサービス付きの業者も多い。ネガなどを貰えない場合は、焼き増しを業者に頼むことになるが、意外と高額である。

基本的に記念写真は1カット1枚ずつ、スナップ写真は厳選された枚数のプリントしか頂けないことが多い。記念写真を親族に配ったり、ゲストとのスナップ写真を配りたい場合などには、焼き増しの枚数やコストも考慮して業者を選ぶと良い。

デザインアルバム

撮影した写真をアルバムに仕上げる際の手法のひとつ。厳選された写真を1冊ずつ丁寧に手作業で仕上げていくオーダーメイド。世界でたった一つの、二人だけのオリジナル・デザインアルバムです。普通の写真アルバムより、自由なレイアウトデザインが可能で、ストーリー性があり、写真集のような仕立てになっている。シックなつや消しのマット仕上げやラミネート加工、手焼きプリントやセピア調なども可能。

デジタルアルバム

アナログプリントをデジタル加工して編集されたアルバムのこと。写真データをパソコンに取り込み、画像補正を行う。きめ細かな色補正が可能で、モノクロ、セピア、絵画調、立体効果などのアート加工も自由にできる。アナログアルバムは手作業でレイアウトをするが、デジタルアルバムはパソコン上でレイアウトしたデータをプリンター出力して製本して作る。アナログアルバムよりも制作費は高めだが、増刷するのは容易で単価も安くなる。

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【出典:ウエディング用語辞典
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