ウエディング用語辞典

【披露宴 サブカテゴリ】

スタイル (13) コーディネート (19) 進行 (15) 料理・飲物 (10) ウエディングケーキ (14)
引出物・引菓子 (10) 小物 (12) ペーパーアイテム (15) 写真 (24) ビデオ (5) その他 (8)

披露宴

ウエディングケーキ

ウエディングケーキ

現代のウエディングケーキは大きく分けて、食べられない入刀のためだけに作られた「入刀用ケーキ」と、式後にデザートとして食べる「生ケーキ」の二通りがある。入刀用ケーキは背も高く豪勢だが、最近は生ケーキが人気。生クリームタイプやシューを集めたクロカンブッシュ、細工が美しいシュガーケーキなどがある。広い宴会場では大きな入刀用ケーキが見ばえが良く依然主流。

披露宴などで、新郎新婦がひとつのナイフでウエディングケーキを切ることを「ケーキカット」。入刀後にケーキを一口ずつお互いに食べさせ合う演出を、「ファーストバイト」「ファーストイーティング」「ケーキシェアリング」などという。切り分けたケーキを新郎新婦がゲストにサーブする演出を「ケーキサーブ」という。

ウエディングケーキの歴史は大変古く、古代ギリシャ時代に遡り、ギリシャのロードス島で作られていたジンジャーブレッドなどのスパイシーケーキ(香辛料入りのケーキ)に由来すると言われてる。これが結婚式のお菓子として常用されていたが、やがて砂糖、バター、卵、豊饒を意味するぶどう、繁栄を意味する木の実の他、さまざまなフルーツや洋酒を加え、固く焼き上げたフルーツケーキへと形を変えていく。結婚する両家の人が小麦などの材料を持ちよって、ケーキを焼いて作ったのが始まりで、砂糖が貴重だった時代に豊かさと繁栄と幸福のシンボルとされていた。フランスの伝統的なケーキ、クロカンブッシュは、たくさんのシューを飴で固めているところから子宝に恵まれるといういわれがある。

イギリスにて18世紀後半頃、プラムケーキ(ラム酒に漬け込んだフルーツがいっぱい入ったバターケーキ)に薄く伸ばしたマジパンをかぶせ、シュガーペーストでレースのような装飾を施し、新郎新婦の人形や造花を飾ったウエディングケーキが作られるようになる。最初は一段のみのケーキだったが、19世紀中頃になると三段重ねのケーキが主流となり、下段のケーキは披露宴の食卓にてゲストに供され、中段は欠席した客に配られ、上段は夫婦の最初の子供のために保存されるようになる。

新郎新婦のこれからの人生の幸福や繁栄の願いをケーキに託し、その願いが天まで届くようにと高く積み上げ、そのケーキを分け合って食べることで幸せを分かち合おうという思いが込められている。

生ケーキ

入刀用のイミテーションケーキとは異なり、実際に食べることができる生のウエディングケーキ。新郎新婦がケーキ入刀した後、切り分けてゲストにデザートとして振舞われる。切り分けたケーキは会場スタッフがゲストに配る場合もあるが、新郎新婦がサーブするケーキサーブという演出も最近は人気がある。デザインや材料なども相談に乗ってもらえることが多く、オリジナリティあふれるケーキを作ることができる。ゲストがデコレーションの仕上げをするケーキデコレーションという演出や、ラッキードラジェ、ケーキチャームなどの演出もある。

セレモニーケーキ

ウエディングケーキ入刀のセレモニー用に作られたケーキ。ケーキカットする部分だけが生ケーキで、他はイミテーションの作り物になっている。食べることはできない。背が高く豪華な見栄えで写真映りがよく、大きなバンケットホールに向いている。最近は生ケーキの流行で利用は減ってきている。

デザートビュッフェ

デザートビュッフェ(dessert buffet)とは、デザートだけがバイキング形式でゲストが自由に取りにいけるスタイル。メインディッシュまでは着席スタイルで、最後のデザートはビュッフェスタイルにする場合が多い。デザートバイキングともいう。

新郎新婦がカットしたウエディングケーキを取り分けるケーキサーブの演出もある。ゲストが自由に移動でき、ゲスト同士の交流もはかれる。新郎新婦もメインテーブルを離れてゲストと会話をすることもできる。好きなデザートを自由に食べられるので女性に人気。テラスやガーデンのある会場なら、ビュッフェコーナーを外に設けて、ガーデンパーティ気分を味わって貰うのも喜ばれる。

ウエディングケーキ アメリカ式

平形の一段のウエディングケーキ。長方形で、上にメッセージや絵などが書かれたりしている。生ケーキの場合はこのアメリカ式ウエディングケーキが多く、ケーキカットのセレモニー後に切り分けられてデザートとしてゲストに振舞われる。

ゲストにウエディングケーキ(生ケーキ)をデコレーションしてもらう「ケーキデコレーション」の演出にもこのアメリカ式ウエディングケーキを用いる。入場前や中座時などに土台だけで未完成のケーキにゲストの手で飾り付けをしてもらい、新郎新婦がケーキカットする。飾り付けにはフルーツやチョコペンなどが使われる。

ウエディングケーキ イギリス式

代表的なイギリスのウェディングケーキは、イギリス伝統のフルーツケーキを砂糖でコーティングしたシュガーデコレーションケーキ。何ヶ月もかけて漬込み、熟成したフルーツをたっぷり入れて焼いたフルーツケーキにマジパンとシュガーペーストをかぶせて、シュガークラフトでさらにドレスアップする。作り方を教えてくれるシュガーケーキ教室もあり、自分の結婚式にてウエディングケーキを手作りする方もいる。

正式には三段仕立てのもので、1段目を当日の披露宴の列席者に振る舞い。2段目を当日出席できなかった人たちに振る舞い幸せをおすそ分け。3段目は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。

入刀用のイミテーションケーキでもよく見かけるのがこの形。入刀の部分だけ本物で、ほかの部分は作り物になってる。

ウエディングケーキ フランス式

フランスでは古くから伝統的にお祝い事にはクロカンブッシュというケーキが使われる。クロカンブッシュは「ごつごつした木」と言う意味。小さなシューを木のようにたくさん積み上げて、飴やカラメル、ヌガーでかためて円錐型の塔の形にしたもの。「シュー」はフランス語で「きゃべつ」という意味。欧米では赤ちゃんはきゃべつ畑から生まれてくると言われているため、子孫繁栄と豊作を願ってきゃべつに見立てたシューを積み上げる。フランスではウエディングに欠かせないケーキで、高さが高いほど結婚後の生活が豊かになるといわれる。これを切り分けて出席者にサービスし喜びを別ち合う。クロカンブッシュの時は実際のケーキはサービスされず(飴が固まっており上手く切り分けられないため)別に用意されたシューがサービスされる事もある。飴を使うので夏場はやや取り扱いが難しい。

シュガーケーキ

固く焼いたフルーツケーキをシュガーペーストでコーティングしたケーキ。イギリスの伝統的なケーキで日持ちがよい。食べるだけでなく、上段を記念日に取っておくなどの習慣もあるケーキ。

イギリスにおける正式なウェディングケーキは熟成したフルーツをたっぷり入れて焼いたフルーツケーキにマジパンとシュガーペーストをかぶせて、シュガークラフトでさらにドレスアップした、三段仕立てのシュガーケーキ。1段目を当日の披露宴の列席者に振る舞い。2段目を当日出席できなかった人たちに振る舞い幸せをおすそ分け。3段目は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。

クロカンブッシュ

フランスの一般的なウエディングケーキで、クロカンブッシュ(croquembouche)とは「ごつごつした木」という意味。フランスでは古くから伝統的にお祝い事には欠かせないケーキ。ヌガーなどの台の上に、小さなシュークリームをツリー状にたくさん積み上げ、飴やカラメルなどの糖液で固めた大型のデコレーションケーキ。高さが高いほど結婚後の生活が豊かになるといわれる。「シュー」はフランス語で「きゃべつ」という意味。欧米では赤ちゃんはきゃべつ畑から生まれてくると言われているため(コウノトリが運んでくる説もある)、子孫繁栄と豊作を願ってきゃべつに見立てたシューを積み上げる。

クロカンブッシュは、ケーキ入刀の際に、シューを取って食べさせあう演出も人気。入刀後は生ケーキと同じように切り分けて(壊して)ゲストにサービスし喜びを別ち合う。飴が固まっており上手く切り分けることが難しいため、別に用意されたシューがサービスされる事もある。飴を使うので夏場はやや取り扱いが難しい。

トップケーキ

イギリス式のウエディングケーキの部分名称。三段式ケーキの一番上の部分。熟成したフルーツを入れて焼いたフルーツケーキを三段に重ね、にマジパンと砂糖で作られたシュガークラフトの飾りを施し、結婚する二人を祝福する。当日、記念品として持ち帰り保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。また1段目を当日の披露宴の列席者に振る舞い。 2段目を当日出席できなかった人たちに振る舞い幸せをおすそ分けする。

トップデコレーション

⇒トップケーキ

ミドルケーキ

ミドルケーキ(Middle Cake)とは、イギリス式のウエディングケーキの部分名称。三段式ケーキの真ん中の部分。熟成したフルーツを入れて焼いたフルーツケーキを三段に重ね、にマジパンと砂糖で作られたシュガークラフトの飾りを施し、結婚する二人を祝福する。

ミドルケーキは当日出席できなかった人たちに振る舞い、幸せをおすそ分けする。一番下の部分はケーキカットのナイフを入れる部分で、その後、切り分けられ披露宴の列席者に振る舞われる。一番上の部分は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。

ベースケーキ

イギリス式のウエディングケーキの部分名称。三段式ケーキの一番下の部分。熟成したフルーツを入れて焼いたフルーツケーキを三段に重ね、にマジパンと砂糖で作られたシュガークラフトの飾りを施し、結婚する二人を祝福する。ケーキカットのナイフを入れる部分で、その後、切り分けられ披露宴の列席者に振る舞われる。2段目は当日出席できなかった人たちに振る舞い、幸せをおすそ分けする。一番上の部分は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われている。

持ち帰り用ケーキ

引出物と一緒にゲストに持ち帰って頂くケーキのこと。ケーキカットを生ケーキで行う場合は、新郎新婦が入刀したケーキは後で切り分けられてゲストに振舞われるが、セレモニー用ケーキの場合、食べることはできない。そこで幸せのお裾分けの意味を込めて、お土産として別途ケーキを用意することがある。持ち帰り用ケーキの料金はセレモニー用ケーキ代とは別料金。

【披露宴 サブカテゴリ】

スタイル (13) コーディネート (19) 進行 (15) 料理・飲物 (10) ウエディングケーキ (14)
引出物・引菓子 (10) 小物 (12) ペーパーアイテム (15) 写真 (24) ビデオ (5) その他 (8)

【出典:ウエディング用語辞典
| 結婚費用節約 | Weddingマニュアル | 手作りウエディング | My Wedding | コミュニティ | Wedding Search | 用語辞典 | SiteMap | TOP |