ウエディング用語辞典

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披露宴

進行

進行表

披露宴の流れを表したもの。時間刻みでタイムテーブルを組んだ進行表を元に披露宴を進めていく。披露宴の時間内で収まるように詰めて事前に内容を検討する。挙式の進行を定めたものは式次第という。

親族紹介

親族紹介とは、両家の親族が一同に介して、お互いに紹介しあうこと。親族の中には結婚式の当日初めて顔を合わせる方もいるため互いに紹介しあい、今後の親戚付き合いの挨拶とする。一般的には挙式前に行われる。最初は両家別々の親族控え室を、親族紹介の時に仕切り壁を取り外して対面させる。式中や親族集合写真の際に行われる場合もある。媒酌人や新郎新婦の父、もしくは親族の代表が司会進行し全員を紹介するが、自己紹介のかたちをとることもある。

迎賓

披露宴会場の入口にて新郎新婦がゲストを迎え入れること。軽い会釈程度で応対し、話し込まず、あまり時間をかけないように気をつけるとよい。少人数の披露宴に適している。「お迎え」ともいう。両親や媒酌人も共に挨拶する場合もある。

ウェルカムスピーチ

披露宴などで新郎新婦がするスピーチのこと。最後の謝辞とは違い、披露宴の初めに新郎新婦からお越し頂いた皆様に感謝の気持ちを込めて挨拶する。内容は挙式列席への一言のお礼と、「どうぞごゆっくりとお食事をお楽しみ下さい」程度の簡単な言葉で良い。

スピーチ

ゲストから頂くお祝いの言葉。祝辞。披露宴の前半、両家の主賓にお願して、お祝いの言葉を述べてもらうう。また、お色直し後や、歓談をはさんでから友人代表に述べてもらうこともある。両家それぞれ同じ人数になるように調整する。またカジュアルな披露宴において、リレースピーチやゲストインタビューにする場合もある。スピーチを依頼をするときには、どんな内容で何分くらいお願いしたいのかを事前に伝えておくと良い。招待状を発送する際にスピーチを正式に依頼する方には付箋を同封する。

お色直し

披露宴の途中で新郎新婦が衣裳を替えること。本来は白無垢から色打掛に替えることを意味するが、ウェディングドレスからカラードレスへ、和装と洋装のチェンジなどもお色直しに含まれる。ドレスを変えずにヘアスタイルやアクセサリ、ブーケのみを変える場合もある。新郎新婦退場中は祝電披露を行ったり、新郎新婦のプロフィールビデオを流したりして場を繋げる。また食事中のゲストが歓談を楽しむことが出来る。

お色直しとは、新婦は何色にも染まっていない白無垢で式に臨み、結婚して婚家の色に染まる、という意味がある。お色直しの由来には二つの説がある。
1.古く奈良時代から明治の頃までは、婚礼衣装が全て白装束だった。新婦は結婚して3日間は白い着物で過ごし、4日目から色物の衣服を着ることが許された。現在ではその経緯がスピーディーになり、式の最中に済ませてしまうまでになったという説。
2.戦前までは、結婚式は新郎の家で行われるのが一般的で、新婦が持参した花嫁道具の中の衣装を次々に着て招待客にお披露目をしていた。その名残がお色直しという説。

乾杯

乾杯は披露宴の進行上、披露宴にて主賓の祝辞、ケーキ入刀に続いて行われるのが一般的。新郎新婦の新しい門出を祝い、二人の幸せと両家の繁栄を祈り乾杯を行う。乾杯の音頭は、準主賓にお願いする場合が多いが、媒酌人がとる場合、祝辞を述べた主賓にお願いする場合もある。乾杯の際はゲスト全員が起立し、乾杯の発声と共にグラスを目の高さまで上げ、グラスに口をつける。乾杯酒の種類には特に決まりは無いがシャンパンが一般的。乾杯の後、祝宴に移り食事・歓談が始まる。

シェフの料理説明

婚礼料理の内容や使われている素材について、シェフ自らがパーティ会場で説明してくれる。料理に重みが増すことから、有名シェフのいるホテルやレストランウェディングにて人気の演出。料理にこだわるなら、取り入れたい演出。

シェフのデモンストレーション

シェフがゲストの目の前で料理の実演をしてくれること。ステーキをフランベしたり(アルコールを注いで焼くことによって、瞬間的に炎が出る)、ローストビーフを焼くなどの調理をする、その場で寿司を握ってくれるなど。ビュッフェスタイルでゲストに取り分けてくれる演出もある。一部の会場でしかできないが、シェフの登場によって料理の格を上げることができる。

花束贈呈

披露宴の最後に、新郎新婦が両親に花束を贈る演出。花束贈呈に伴い、花嫁からの手紙や新郎の挨拶などの演出を行うこともある。最近は花束を渡す代わりに、産まれたときの体重で作る体重ベアやアルバムなどの記念品や、旅行券などの感謝の品を渡すカップルも増えている。花束贈呈は披露宴の感動のクライマックスシーン。

花嫁の手紙

披露宴の最後、花束贈呈の前に、花嫁が両親に宛てて読む手紙。今までの思い出や育ててくれた感謝を手紙にしたためて表現する。読んでいる花嫁も、両親も、列席者も会場全体が感動する演出。

新郎謝辞

披露宴の最後に新郎が列席者に挨拶をすること。以前は両家代表謝辞として、新郎の父親がお礼の挨拶をするものだったが、最近は新郎謝辞も一緒に行うことが一般的になっており、自分の言葉でお礼や新生活への決意を述べたいと願う新郎が増えてきている。披露宴の招待状も両家の親名義よりも新郎新婦名義で差し出される傾向にある。

司会者

披露宴の司会進行をする人。人前式の挙式進行もお願いできる。プロ司会者もしくは知人に依頼する。プロ司会者は会場を通して紹介してもらうか、フリーの司会者を外注することができる。会場によっては専属の司会者しか頼めなかったり、フリー司会者は持ち込み料金を取られる場合があるので事前に確認が必要。披露宴出席者に司会を頼む場合は持ち込み料金は発生しない。

新郎新婦のプロフィール紹介やゲストの情報、プログラムなどを事前に綿密に司会者と打ち合わせしておくと良い。プロ司会者の場合は、当日の司会進行に合わせて事前打ち合わせも込みの値段設定になっている。複数回の打ち合わせが必要になると追加料金を取られる場合もあるので注意が必要。

主賓

披露宴でメインとなるゲストのことで、来賓を代表する立場の人。勤務先の上司や学生時代の恩師など、社会的地位の高い人にお願いすることが多い。新郎側、新婦側それぞれに一人づつ招待するのが一般的。最初に祝辞のスピーチを述べてもらう。主賓は上席に座って頂くのが礼儀。会場のテーブルレイアウトにより異なるが、高砂に最も近い場所が上席となる。一般的に主賓の祝辞に続いてケーキカット、乾杯の流れになる。乾杯は準主賓の人に音頭を取ってもらうことが多い。

中締め

披露宴等の終わりを中締めと呼ぶ。普通は「おひらき」と言うが、披露宴などのお祝いの席では、「お祝いはまだまだこれから」という意味を込めて「中締め」と言う。一般的な式典、パーティーでは、中締めというと手締め(手打ち)を行うことが多いが、披露宴の中締めで行われることはほとんどない。

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【出典:ウエディング用語辞典
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